フルーツバスケット 2nd Season 22話「俺は、嫌なんだ!」の感想です。


前回の続きからの由希くんの独白のお話。
こう見るとやっぱり由希くんは生徒会に入って、翔に出会えて本当によかったねと。

そして文化祭準備も大詰め!シンデレラ(改)楽しみですね。


▽以下ネタバレ含みますので注意してくださいね。
*第22話「俺は、嫌なんだ!」
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由希が透に求めたもの。
それは恥ずかしくて、認めたくなくて、今までずっと蓋をしていた気持ち。
でも、今は違う。透がくれた優しさや温もりを糧に、もう一度歩き出したい。
暗闇に負けないように。
由希は真鍋に気持ちを打ち明け、溢れる涙をぬぐった。
一方、透はシンデレラで演じる意地悪な姉役に苦戦していて……。



”お母さん”を…。”母親の愛情”を求めていたんだ。やっぱり異性である前に"お母さん"みたいな存在だった…憧れの。凄く恥ずかしくて…認めたくなくて気付かないフリをした。すぐに蓋をした

最初はただのクラスメイトだった透。
一緒に住む事を許可したのも、草摩家への反発の気持ちもあった…しかしそれは段々変わってきて…透と接していく内に透に感じていたのです。"母親の愛情"というものを。
由希くんを否定しないでくれて受け止めてくれた…だから安心した、嬉しかった…依鈴もそうだけど透に母親の愛情を求めていたのだ、と。
しかしそんな感情は由希にとって恥ずかしくて認められなくて…蓋をして、女性として異性として接しようとしていた…でも違う、と由希は察したと。
そんな自分に比べて夾は透を異性として接してる、意識している。それは透も同じ…。

そんな話を聞いて翔はそんな関係でもいいんじゃない?と言いますが由希は言います。
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ただ俺は…俺は嫌だ。俺は嫌なんだ!そんなの…寂しいんだ……っ
貰うだけじゃ嫌だ。そう…由希は今まで透に貰ってきたようなものを人にあげるような人になりたい。
自分でしかあげられないものをいつかできる大切な人にあげたい。それは透が相手では出来ない事…透のそばにいると貰ってばかりになってしまう事が分かってしまったようで。

俺だけの生きてる証をみつけだしたい

そんな自分を欲張りなんだという由希に翔はボールを投げ付けます。
由希もそれは反発。ボールの投げ合いに。本当に由希変わったよなぁ。
そんな翔と由希のやり取りに公が合流し、いつもの生徒会の雰囲気に…!
一方由希はここに来る前の気持ち悪い、吐きそうな気持ちはなくなっていました。
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そりゃあ…よかった
モヤモヤしたものを全て吐き出してくれた翔…ここの翔本当にいい奴ですよね。
二人はいい友人関係を築いていくんだろうなぁ。
この事を透に話さないのかと聞く翔ですが、由希は今の透に負担をかけたくないから言わないと。
でもいつか言える日はくれば…いいね。

一方透はシンデレラの台本覚えに大苦戦。
そんな透を見て台本を見せてもらった紫呉は夾が王子様だった事を知り大爆笑。
透の台本を夾が没収し、透をからかいながら遊ぶ夾くん…ここ本当に好きな子をいじめる可愛い男の子全開で凄く好きですね。
しかしそんな様子を見ていた由希。由希は夾にあの帽子は透が持ってる事を言うと…夾の雰囲気は一気に不機嫌になり二階に去っていってしまいます。
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文化祭準備が続く中、透は意地悪な姉役に大苦戦。
そりゃ優しい透くんが意地悪な言葉なんて言えないでしょうね…。
咲ちゃんはそんな透の意地悪な事が言えないという言葉に透を抱きしめます。
意地悪な姉を抱きしめるシンデレラ…(笑)。

透は自分を追い詰めます。
実はシンデレラの衣装は綾女が担当する事になり先日綾女が学校にやってきたのでした。
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前までの由希くんなら絶対に綾女を学校には入れさせないだろうし、携帯番号も交換さえもしなかったんだろうなと思ったらこうやって会話してるだけで泣きそうになります。
取り敢えず衣装担当が綾女たちなら安心ですね!
純黒のドレスが完成する予感がありますが(笑)。

配役ミスが拭えない中…脚本担当はいっそ脚本を変える事を決意!
演者が演じやすいように変えようとする脚本担当に透は王子様を夾が演じやすいキャラにしてほしいと頼みます。夾は全然練習に顔を出さず逃げている状態で…そんな夾を探すために由希は生徒会によるついでに夾を探しに行きます。

夾を見つけた由希。
夾はあの帽子に事を思い出していました。由希は透に迷惑をかけるなと夾に言いますが、夾は自分の気持ちを一気に由希にぶつけます。

俺の気持ちなんて一生分かるもんか!何不自由なく生きてきた「王子様」には何にも手に入らない奴の気持ちなんか無いものねだりのバカな奴のバカな望みなんか…!一生…!

ここの言葉が…先週の由希の話を見たらそうじゃない、そうじゃないんだよなぁと思ってしまいますね…。そんな言葉を投げかけられた由希の表情を見て、夾はとある人物の言葉を思い出します。
嫌な存在がいないと自分が困るんだろう、という言葉。
窓を割り、そのまま去っていった夾…そんな夾をぼーっと見ていた由希の前に真知と後輩の女子が由希に話しかけてきます。
由希は王子様役がぴったりだという女子ですが、真知は言います。

思わない。会長はどこも王子らしくなんかない

この言葉が由希にとってどれだけ響いたことか…真知との距離が縮まってきてますね。


一人で何を想いながら待ってくれていたんだろう

教室に戻った夾は透が夾を待っていた事に驚きます。
透は脚本が自分達が演じやすい感じに変えてもらった事、それを夾くんに見てもらいたかった事を話しますが夾の中ではこのたったひとりの教室で何を思っていたのだろうと考えていた事を想うと…夾は透の肩に自分の顔を寄せます。
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…しょうがねぇ。観念するかぁ…
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おまえ…ぜってー笑うなよ
ここの怒涛の夾くんラッシュ!!!!!!!
ここのトーンが本当に優しい感じで一気にやられました…夾くん素敵すぎます。
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そんな夾くんに対し真っ赤になる透…これは完全に…夾くんが大好きですね。
あーこの2人のこのシーン最高でした!!


以上22話の感想でした。
由希くんの独白話からシンデレラの稽古…そして由希と夾の確執からの…透くんと夾くん。
由希くんがこれを機にまた強くなっていくんだろうなぁと思うと…生徒会に入って本当によかったね、と。真知との話も楽しみです。
さて次回はついにシンデレラ本番!文化祭が始まります!次回の感想もよろしくお願いいたします。