フルーツバスケット 2nd Season 14話「俺もう死んだっていいや・・・・・」の感想です。


2nd Seasonもついに折り返し地点!
もう半分終わったんですかとびっくりですが原作の残りはあと半分くらいなんだけどどう完結まで行くのかな?楽しみです。

という訳で今回は由希と撥春がメインの回ですね。
そして透くんの闇も見えてきたかな…?


▽以下ネタバレ含みますので注意してくださいね。




*第14話「俺もう死んだっていいや・・・・・」
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透のおじいさんがギックリ腰で倒れたと連絡が入る。
三者面談の日が差し迫っていたので、おじいさんの代理として紫呉が透の三者面談に出席することに。
由希も三者面談のことを両親に話そうと草摩家へ戻るが母親は不在だった。
その帰り道に依鈴と遭遇。
逃げる依鈴の手を掴み、「本気で春を振ったのか?」と尋ねるが……。



由希のおぼろげな記憶。
まだ慊人に監禁されていた時の由希に会いにきた撥春と依鈴の記憶。
一緒に由希に会いにきたというのに依鈴は遠く離れた場所に座り、急に帰ると言い出し撥春を連れて帰る…その時の由希はならどうして来たんだろうと疑問に思っていたのでした。

時は現代。
透の元に透のおじいちゃんがギックリ腰になり倒れてしまったという連絡が叔母から入ります。
三者面談がもうすぐある透の事を心配する叔母ですが、そこで紫呉が代わりに行くと言い出します。
紫呉にとっては繭子に会ってからかいたいだけのようにも見えますがとりあえず、透の三者面談には紫呉が行くことに!

そんな三者面談…由希はまだ母親にその事を伝えていませんでした。

最優先するべきものはなんなのかってことに…迷ってる

由希はまだ進むべきなのか、どうするのか迷っているようで。

そんなギックリ腰の話を紅葉と撥春に話した透。いつもの集まりですが、夾はいません。
神楽のあの件から何やら元気がない事を透は察して彼を心配しますが…紅葉がその場を癒してくれます。紅葉マジ空気清浄機。
そんな撥春に由希は依鈴の事を聞きます。
依鈴は頑固そうだから…話をするのも大変だろうな、と由希は言いますが撥春は依鈴の事をあの自分を振った言葉は本心だったのか…そう考えるようになってしまいます。

リンは口が悪いから傷つく事もズバズバ言う。だけど…自分を守る言葉も使わないから

そんな依鈴の事をわかってる撥春はその事を思い出しやっぱりあの言葉は本音だったのかもと、撥春らしくない弱音を吐きます。
自分がそんなにつらい立場なのに由希が生徒会という新しい場所に入った事を心配し背中を押してくれる…撥春本当にいい奴ですよね。

そんな撥春を見て由希は…あんなに遠ざけていた本家の自分の家へ向かいます。
勇気を持って家に入るも母親は留守…三者面談のプリントを預け、家を出ていきますが、その途中で神羅に会います。神羅は神羅で失恋の哀しみから復活しようと頑張っている最中でした。
そんな神羅を見て、夾と何かあったのかを聞く由希。由希も夾が様子がおかしい事に気付いていたようで…その理由を、神羅が振られた事を知りますが…神羅の今の想い…ひたすらに誰かを想う気持ち、そう思える事が羨ましいと由希は思うようになります。
ただひたすら…誰かを想う勇気。

紫呉家に帰る途中…見かけたのはなんと依鈴。
由希はそんな依鈴を追いかけて…捕まえ、そして何をしようとしているのか…撥春を本気で振ったのか…それを問います。

由希は思い出していました。幼い頃、撥春と依鈴が自分の所に遊びに来た時の話。
何故依鈴が離れた場所にいたのか…それは本来なら入ってはならなかった由希の部屋に撥春を入れるため…誰か部屋に近づいてきていないかを探るために、出入口の近くにいて、誰かきそうになったら撥春を呼んで帰っていった…それら全て全部撥春を守るため。

だから由希は言います、今も撥春を何かから守ろうとしているんじゃないか?と。
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春が頼んだんだよ。あそこから出してやってくれって。由希を助けてやってくれって
そんな由希に依鈴は何も知らないバカな癖に。と返します。
そう由希は何も知らなかった…あの頃の草摩の家に監禁されていた由希を救ったのは撥春だったのです。紫呉に頼んで、由希をあの家で暮らしてあげてほしいと。
その代わり自分を「先生」と呼んで。という紫呉の冗談を真に受けてまだ律儀に先生と呼び続ける撥春…その事を由希は知るのでした。
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バカはバカらしく学校生活でもなんでも呑気に過ごしてればいいんだ。二度と私にかまうなっ!くそったれ!
そう言う依鈴を止めたのは…撥春でした。
依鈴の側に寄ろうとするも断られる撥春…。その反応を見て撥春は言います。

俺もう死んだっていいや…

その言葉を聞き、今までにないくらい驚き撥春を見る依鈴。
その依鈴の隙をつき…撥春は依鈴にキスをします。
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こんな表情をする子が…撥春をいらないって言うわけないんだよなぁ…。
そんな依鈴に撥春は言います。優しく。

…嘘にきまってんだろ。死ぬなんて。リンの事はみんな分かっていたつもりでいて一番大切な声を…聞き逃してたのか?リンはまだあの日のまま…立ち上がれないでいるのか…?一人で

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その言葉に依鈴は撥春の頬を叩き、そこから逃げてしまいます。
依鈴には追い付けないと悟った撥春はそこでずっと見ていた由希に依鈴が言った言葉を謝罪します。
撥春は由希に、そんなに依鈴の事を気にしないで由希は由希の事…生徒会とかの事を一番に考えてやってくれと言いますが、由希はそんな自分の事だけでいいのか、とずっと溜まっていた言葉を撥春に吐き出します。
もっと最優先するべきものがあるのではないのか?自分を助けてくれた人に何も返せてないまま…。
そんな由希に撥春は言います。

由希は弱いね。由希は…優しいね

それは綾女にも言われた言葉…由希の持っている強み。

やってみなよ。由希がホントに望む場所をみつけてきなよ

本当に撥春は由希にとって…大きな存在ですよね。
昔、由希にその優しさで救ってもらってから…本当に由希が大好きなんだな、って。

…そういう由希だから分かってもらえる人間が、みつけてもらえる人間がこれからも待ってる気がする。がんばれ

その撥春の言葉に由希は涙を流し泣くのでした。


一方透はおじいちゃんのお見舞いに。
おじいちゃんから出る勝也さんと今日子さんのお話…おじいちゃんが言った2人に会いに行きたいねという言葉に透は反応します、そして思い出したのは…勝也さんが亡くなった時の透がずっと封印していた記憶。

帰宅途中、その記憶に押しつぶされそうになり座りこむ透を見つけたのは…夾でした。
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どうした?具合よくなかったのか?
その夾の言葉に救われた透…しまっておいた記憶をまた封じ込め流してた涙をひっこめていつもの笑顔で夾に返します。
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びっくりしたです…夾くん。降臨されたのかと
ここの透くんの笑顔が原作でも大好きなんです…!!
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そんな透の頭を撫で、一緒に帰ろうと誘う夾。
しかし夾が何かの用事でここに来たのではないかと問う途中に透は気付きます、自分を心配してここに来てくれたのだ、と。
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ほっせぇな…
そんな透の腕を引っ張って立ち上がらせる夾。
ここが本当に好きすぎて…かっこいいです夾くん!
透はすっかりいつもの表情に戻り、夾と一緒に帰宅するのでした。
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一方紫呉宅では撥春が依鈴の事について紫呉に聞こうとしていました。
しかしさすが紫呉…中々口を割りません。
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がんばってもがいてください。それが君ら若者の仕事でしょ?


以上15話感想でした。
由希と撥春が大きくまた変わった回でした。
由希にとっては大きな前進であり、撥春にとっても依鈴の事を改めて諦めないと決めた…そんなお話。
優しい由希が大好きなんです、撥春のそんな所が本当に大好きですね。

さて今回からOPとEDが変わりましたが…!
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それぞれ1枚1枚が美しい…!!
透くん、十二支、慊人、今日子さんという15人の和風で花札をイメージしたイラストになっていましたがフルバにぴったりなイラストでしたね。どれも皆お気に入りです…!!

さて次回はついに三者面談かな?由希くんがまた一歩前に進みますね。