薄桜鬼 真改 風華伝 for Nintendo Switch 永倉新八の感想です。


かなり間が空いてしまってますが久しぶりに薄桜鬼の感想を。
つい先日この真改のFDポジションである月影ノ抄が発売されやらなきゃなぁと思ってた薄桜鬼を再開。
それと同時に止まってた感想の方もアップです。

新八を攻略したのはかなり前になってしまってるので忘れてる所もありますが…でもでもやっぱり新八がついに攻略対象っていうのは嬉しいですね。


▽以下ネタバレ含みますので注意してくださいね。
*永倉新八
CV.坪井智浩

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新選組二番組組長。
剣術と酒と女が大好きな江戸っ子で、曲がったことの大嫌いな性格。
剣は新選組の中でも指折りの腕前。


*風ノ章
PS2版薄桜鬼からずっとサブキャラとして活躍していた新八。
ファンからの人気は高いのに攻略対象になることはなく…ついに新八が攻略対象に!
相変わらず新八はいい奴で…そして攻略対象となる事により更にいいお兄ちゃんって感じもあって…本当に何故今まで攻略対象にならなかったんだろうと思い直しました。

新選組に捕まった千鶴のことを男装してたとは言え、皆に言われるまで女の子だと気付かなかった新八。
気付いた時の驚いた顔と悪いことしてしまった、と顔に出してる感じがまた新八というか。
女好きなのに、そこらへんの自分自身の色恋沙汰には疎く、そんな新八が可愛いと前々から感じてました。
そして原田さんと平助くんとは仲がよくいつも3人でつるんでいたりも。
3人で島原に行こうとしていたのを千鶴に見つかって更には源さんにも見つかって言い訳をして逃げようとしたのに挙げ句の果てには新八が犠牲になってたイベント好きですね。仲良しさが表れてるし、新八の付き合いのよさとかも描かれてますし。

新八を表すのなら…まるでお兄ちゃんのような人。
千鶴にも分け隔てなく接してくれて面倒もよく見せてくれます。今回真改でデフォの「千鶴」だと名前呼んでくれるのでそれがすごくすごく嬉しくて。新八の「千鶴ちゃん」の言い方ほんと好きです。

そして新八のいい所である…自分の意思をしっかり貫き通す所。
そのため自分が違うと思った事をはっきりと違うと言えるそんな人で…そのため、新八は羅刹という存在は認めてはいませんでした。
平助くんが羅刹になった時死にたい時にも死なせてくれないそんなのが許されてたまるかと。
そうやって怒ってくれるのが新八のいいところなのです。隊士のことを敬って、仲間を大切にする。そんな新八が好きですね。

新八と一緒に過ごすうちに千鶴は新八が今の新選組に少し不満を感じていることを知ります。
羅刹隊まで作って死んだはずの人間をそのまま化物のような羅刹にまでして生かせて戦わせるのは違うのではないのか?と。
自分の中で近藤さん経達が目指す者と自分達が目指す者…それが食い違っているようなきがすると。そう思い悩むようになっていきます。
そしてはじまった鳥羽伏見の戦いで新八は斬り込み隊長として、薩長軍の新しい銃に苦戦しながらも戦い続けます。
新八が言うにはここまで生き抜いてこれたのが奇跡のような戦力差。
毎回戦いに赴く新八を千鶴は彼の安否を心配しながら無事に帰ってこれることを祈り続けます。

そしてそんな戦いの最中、千鶴と一緒に行動していた源さんが斬られてしまいます。
千鶴も絶体絶命…なその時に現れたのは新八。彼の活躍で助かり、なんとか息のあった源さんを連れ逃げようとするのですが…逃がした先程の浪士によって二人は銃で撃たれてしまい…。
絶体絶命の中、源さんは千鶴を新八に守ってもらうため…自分がもっていた変若水を新八の了承を得て飲ませて…ついに新八が羅刹になってしまいます。
この展開にはかなり驚きました。彼だけは羅刹にはならないだろうと思ってたので。
一番反対していたのが彼だったので…それに自分の意思ではあるけど源さんとの約束のために飲んだっていうのがあの時はああするしかなかった感がすごくて…切ないですね。
最初は自分が羅刹になったことを覚えてなかった新八ですが、後から思い出し…千鶴をこれからも守っていくために、闘うと自分を責める千鶴に告げるラストでした。

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*華ノ章
江戸にもどってきた新選組。千鶴と新八も新選組と共に生まれ故郷である江戸へ。
しかし大将の近藤さんが不在で不満たらたらの状態の隊士達…そんな隊士達の不満をとりもってあげていたのは新八でした。こういう事が出来るのが新八なんですよね、土方さんなら絶対できない事でしょうし。

そして千鶴は皆に隠していた羅刹になった事を隠し昼間に起きている新八を心配します。
しかし羅刹になってしまった事はあっさりと土方さんにバレてしまい、新八は裏の仕事を羅刹隊と一緒にする事になります。
その処遇に不満だらけな新八。羅刹は人間扱いされないのか、そんな近藤さんと土方さんの対応に新八の不満は高まっていきます。
新八は自分を羅刹だと思っていなくて、いや信じたくなくて…否定しようとするけどそれは事実で。
行き場のない怒りが新八を苦しめていきます。これがまた辛くて…新八の言った「羅刹になるくらいなら死んだ方がよかった」みたいなセリフがぐさっときましたね。

そんな中千鶴は鋼道さんと再会しますが、彼は人間に変若水を飲ませ、新しい羅刹隊を作り、そして鬼の世界を作ろうとしていました。
そんな鋼道さんの挑発にキレた新八は彼を倒そうとしますがそれは出来ないまま見逃してしまいます。
そして新八は羅刹として生きる事の辛さ…それを感じてきて吸血衝動がついに始まってしまいます。
千鶴の血を飲む事を拒んでいた新八は千鶴の説得で、ついに彼女の血を吸ってしまいます。
新八の吸血の場所は首筋。これはまた色っぽいスチルでした…!でも千鶴を傷つけてる苦悩する表情が辛いですね。

ついに近藤さんと意見の食い違いで新選組を離れる事になった新八と原田さん。
新しい組で、同じ目的である幕府を守る部隊に入った3人。勿論千鶴は女の子だとバレるわけにはいかず新八の弟という設定にしていたけどバレバレだったのが微笑ましかったです。
部隊は変わっても同じ幕府側だという事もあり、新選組と似たように信念をもって戦います。
が…戦は負け続き…追い打ちをかけるように新八の吸血衝動も繰り返し起きるようになってしまって、新八自身が心と体共にボロボロに。
そして近藤さんが亡くなった事を知って、喧嘩別れみたいになったままだったのと何も出来なかった事で後悔もする事に。あんなに荒んだ新八ははじめてだったかもですね。

そして負け続けた結果、鋼道との闘いと天霧の件で完全にやる気を失ってしまいます。
途中小屋で塞ぎ込んだ生活を送る新八ですが、千鶴がそれを支えます。ほんといい嫁だ。
一途に必死に新八に尽くし、彼を支える千鶴の行動を見て、自分の今すべき事を自覚した新八…千鶴を抱きしめ、自分の行動を改めます。しかしここまで新八が落ち込むのは驚きました。
改めて動き出した2人の前に立ちふさがったのは鋼道さんが羅刹兵を率いて人間を襲う姿でした。
そんな鋼道と羅刹を止めるために、新八と千鶴は動き出します。

戦に合流するのをやめて羅刹を止める事を選んだ新八。
自分も羅刹だからこそ止めないといけない。あんなに羅刹を拒んでいた彼だから出来る事、ですよね。
戦いの前に今で言うプロポーズを千鶴にするシーンがあるのですがここが凄くお気に入りでした…!
夫婦の契りを交わすのですが最初は千鶴は妹とでしか見られていないと思い込んでいたのも微笑ましかったですね、新八の甘いセリフも印象的でした。

ハッピーエンドは鋼道さんとの闘いの後、新八と千鶴は新八の生まれ育った故郷へ。
そこで新八の親類の人たちから嫁を連れ帰ってきた!と皆からお祝いされた。とあったんですがこのシーン、モノローグじゃなくて見てみたかったです(笑)。脱藩していた息子がいきなり嫁を連れて帰ってきたら驚きますよね!
そんな親類から手配してもらい、新政府から逃げながらこっそり平穏と暮らす二人が描かれていました。
いつものバンダナがなくなっただけで印象って変わるものなんだなぁと思いつつ。
しかし新八は史実では、新選組の事を本に残している方なので、その描写も少しだけ欲しかったなぁなんて思いましたね。幸せならそれでいいんですけど…!!


以上新八の感想でした。
かなり前にプレイして終わらせていたので若干記憶が曖昧でしたが新八が落ち込んでいたあたりはかなり覚えてましたね。それくらい意外だったんだろうなぁと。
羅刹になるっていうのが当時は驚きすぎて…新八が一番羅刹の存在を否定してた感じだったので彼の苦悩が本当に辛かったです。月影ノ抄での話も楽しみです…!

さて次は平助くんの感想予定です。
もうクリアしてるのでまた記憶をたどりに感想を書いていこうかと思います。