フルーツバスケット25話…最終話「もうすぐ夏がやってきます」の感想です。


ついに1st seasonの最終回です。
タイトルに1st seasonとあったので2nd seasonもあると信じていましたがでも終わるのは寂しいですね。

私にとって大好きな作品であり、人生のバイブルとなった名作少女漫画「フルーツバスケット」。
この素晴らしい作品をこの時代になってリメイクで見れるなんて…本当に幸せな半年間でした。

では最終回の感想です。


▽以下ネタバレ含みますので注意してくださいね。
*第25話(最終話)「もうすぐ夏がやってきます」
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夾が目覚めると、藉真の姿はもうなかった。
透が送っていったと紫呉から言われ、夾は家を飛び出す。
そして、透と話している藉真に追いつくなり殴りかかって、今まで言えなかった胸の内をぶつける。
藉真もそれに応え、ようやく二人の心が触れ合えたようだった。
一方、由希も自分の中に閉じ込めている感情と向き合い……。



あれから眠った夾は夢を見ます。
それは籍真と出会った頃の思い出…籍真との過去が描かれます。

母親が亡くなった葬儀…ひとりで周りの大人から陰口をたたかれる夾。
そんな夾に話しかけたのは籍真。一人で背負い込む夾を引き取る事になり…そんな夾は籍真に受け入れられ涙を流し2人は新しい家族になります。

一緒に桜並木を歩いていた夾と籍真。
しかし夾は周りの大人から陰口を言われてしまいます。そんな夾に加え引き取った籍真にまで悪口が向けられます。そんな状況に落ち込む夾を抱き上げた籍真。
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これからはもっと高い処の空気を吸っていかなくてはいけないね
夾にとってはじめて「外」の世界を見せてくれた人。
夾をいろんなところに連れていき、世界を見せてくれます。
空手の先生は「師匠」なんだとテレビで言っていた事を夾は知り、それからは夾は籍真を師匠と呼ぶ事に。
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他の門下生といて話しづらい夾を見つけ笑顔で「おかえり」と言ってくれる存在。
夾にとっては本当のお父さんよりお父さんのような存在なのでした。

師匠が本当の父さんだったら良かったのに

夾はそう思うようになります。だけど夾の中には自分を引き取ったのは同情の気持ちもあったのでは?
そして自分が近くにいる事で籍真を傷つけてしまったら…?
中学時代の夾は問題を起こし、籍真が学校へ呼び出されるのですがそこで育ての親である籍真が悪く言われてしまいます。そんな先生に対し夾は言い放ちます。

師匠は俺の親父なんかじゃねぇよ!!

夾の本心ではない…籍真が悪く言われるのが耐えられなかった…。もうこれ以上悪く言われたくない…重荷になりたくない。父親でなくていい…傷付けるくらいなら…。
だけどそのその言葉を籍真は聞いてしまっていたのです。


目を覚ました夾。
もう籍真は家を出て透が見送りに行ったと知った夾は2人を追いかけます。
そして籍真をおくっていた透は夾に声をかけた方がいいのでは?と問いかけますが籍真は自分の過去を語ります。夾を引き取ったのは償いのつもりだったのだ、と。
祖父が猫憑きだった籍真は一度だけ祖父に会った事があったのだ、と。
籍真にお菓子を差しだしてくれる祖父に残酷の言葉を吐いた籍真。
そして大人になり、猫憑きの夾の境遇を第三者としてみて夾を引き取る事を決意。それは最初は罪滅ぼしのつもりだったけど…本当の息子のように愛しさが生まれた。父親になった気持ちで。

でも今回、夾のためになると思い、強引に数珠奪った…なんと声をかければいいのか。
夾も籍真もただただすれ違っているだけ…なんですよね。お互い本当は大好きなのに。

そんな夾を変えてくれたのも透だったと籍真も言います。夾を救ってくれたのは貴女だ、と。
しかし透は籍真に言います。
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私には今とても…とても師匠さんが「お父さん」に見えるです
籍真の心を救ってくれる透のこの一言…。素敵な言葉です。

そんな中夾が2人に追い付きますが、すぐさまはじまったのは手合わせ。
急な手合わせに透は驚きますが、やっぱり籍真には勝てないようで夾は避けられてしまいます。
そんな中夾は今まで思っていた事を籍真に告げます。
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師匠がっ俺の親父なんだって言えるようなそんな奴に俺はなる!!
長い間すれ違っていた2人。ようやく触れ合う事が出来るようになれたのです、ね。
そんな夾をぶっ飛ばした籍真は笑顔で夾に言います。

おまえは世話のやける息子だよ

ようやく向かい合えるようになれた2人に笑顔になる透。
そんな透に夾は呼びかけます「透!」と。ここから呼び捨てになるんですよね、名前呼びになる…ここが本当に萌えます。
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夾は笑顔で透に言います。俺の師匠は強いだって!と。
そんな微笑ましい2人を見て籍真もほほ笑んでくれます。本当によかった、よかった…!

そして次の日。話は由希目線に変わります。
あの日夾の姿を見てから色々思う事が増えていった由希。
朝…夾と顔を合わせるも、師匠に宣言したように大人になろうと必死に怒りを控えようとするも…。
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やっぱりこうなっちゃいます。
夾の箸と由希の箸が当たっただけで箸を捨ててしまう由希。
やっぱり夾は由希にキレてしまい先程の誓いはどこへいったのやら…だけどやっぱり2人は仲が悪いまま。
由希の墓に入っても夾を嫌い続ける。という発言が…色々くるものがありますね。
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朝登校する由希ですが、そんな由希の様子を撥春が見つけ、そして見抜いてしまいます。元気がない事を。
そして透も由希が元気がない事について悩んでいました。
恐らく夾のあの姿を見てしまったのが原因なのではと予測する中…撥春が透に話しかけます。由希の件について。
夾の事をさすがに言う事ができない透…どうすればいいか悩んでいる中撥春は透の頭を撫でていきます。
撥春の何気なくできるこういう行動が本当にかっこいいですね。

由希に会いにいった撥春。
直球に何かあったのか?と問いかけますがやっぱり由希は何も言えません…。
そして楽羅の事を由希は問いますが、由希は楽羅は強いね。と。あの姿を見てもあんな風に振る舞われる…そんな楽羅に強さを感じたのだ、と。
そして由希が思い出すのは慊人との監禁に近い生活の事。

今は蓋をしておくんだ…きつく。あの姿の事も。それ以外の事もすべて…全部

そんな由希に撥春は透が心配していた事を伝えます。
そして言いたくない事を言わないのはそれでいいけど透を安心させてあげてもいいのでは?と。
由希は人の事ばかりにかまけてしまう…だから辛い気持ちになるより楽しくなってほしい…と撥春は伝えます。

そんな撥春の言葉もあり透に話しかけた由希。
苦手だった事も少しづつ出来るようになった…だからこれからも少しずつできなかったことでできるようになっていきたい、と。まだまだ透に言えない事がたくさんあるけど変わっていきたい。そう透に由希は告げます。
もうすぐ夏になる…との事で今年は由希も色々な場所に出掛けたいと言ってくれます、これも由希が変わりたいと思うようになったから…なんですよね。
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嫌なら…攫っていくから覚悟して。…なんて
色々な夏の行事を透と一緒に過ごしたい。そんな事をあの王子様のように言われてしまうと透じゃなくても真っ赤になって倒れそうになっちゃいますって!さすが由希くん…!!
その後の笑顔で笑ってくれる由希くんも本当…可愛かったですね。

そんな2人がすれ違ったとある2人…。
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真鍋と真知!!!!!
まさかここで出てくるなんて思ってもなかったんで不意をつかれました。
ついに2nd seasonではこの2人も出てくるのかぁ楽しみですね。

放課後。透、由希、夾そしてお呼ばれされた撥春と一緒に帰宅します。
するとそこには楽羅の姿も。どうやら紫呉から夕食を食べていきなよと誘われたようで。
更には楽羅もこれから夾と同じように週3回ほど籍真の道場に通う事になったようで…夾くんが大変かもですが(笑)。
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そして帰宅するとそこにいたのは綾女。どうやらカニを由希に食べさせたかったようで。
相変わらずの兄に固まる由希…ここの兄弟は変わりませんね。
そして一緒に夕食を食べようとはとり、紅葉、杞紗もやってきます。十二支大集合ですね。
透は言います、「夏がやってきますね」と。

何か…何かが起こりそうな始まりそうな予感までしてしまったりして不思議です…っ

これから楽しい事が待っている…そう透はこれからの季節を楽しみにこれからの未来を願うのでした。
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一方、とある病室に見舞いにきた燈路。
病院食は床に散らかり、その病室にいたのは…長い黒髪の女の子。
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わかったよもう…もうぐれ兄しかいないって。誰が諦めるもんか…絶対
依鈴…!待ってたよ!待ってた!!
ついに旧アニメで出ていなかった十二支の子が出てきました。
依鈴…リンの出番本格的に出てくるのは2nd seasonからなんですよね…!
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そして草摩に呼ばれた紫呉は慊人の元にいました。
リンが言うぐれ兄しかいないというのは…そして彼女の目的と紫呉の目的は…?
まだまだ何かがありそう…ですね。


予感がする。呼び方も分からないのに胸に…のどまで

広がって生まれくるモノ。予感がするんだ


言葉さえも…見失うほどの


以上最終話の感想でした。
夾くんのあの話までという事は旧アニメと同じくらいの所までアニメになった訳ですね。
しかしありさや咲の過去話は旧アニメでなかったものなのでこれがアニメで観れたのが本当に嬉しかったですね。
そして旧アニメで出てこなかったリン、真鍋、真知も少し出してくれて…本当に感謝しかない最終話でした。
まさかリンが豊崎さん、真鍋が江口くんになるとは…!真鍋の江口くんには驚きましたね。
そして重要キャラになっていく真知。加隈さんが演じるとの事ですが凄くイメージぴったりでした…!

フルーツバスケットという作品は私が中学生の頃、再放送で観てハマった作品で。
それから漫画を一気に購入し読み…何度も泣かされ、そして作品の中の言葉に救われた作品でした。
人生のバイブルと言ってもいい作品です。何度読んでも切ない気持ちになり、暖かい感情を引き出してくれる…そんな暖かいフルバが大好きで、この時代にリメイクで観れる幸せ…本当にありがとうとしか言えないです。

これから映像化してない話ばかりがアニメになるでしょう。
それが今から楽しみで仕方ないです。
フルーツバスケット 2nd seasonでまたお会いしましょう!フルバ大好きだ!!