遙かなる時空の中で6 幻燈ロンド コハクの感想です。


「何度だって、おれはあなたに恋をするよ」


遙か6の続編・幻燈ロンド。まず1周目は遙か6無印の時も最初に攻略したコハクです。
初週はやはり時間かかりますが今回の遙か6も遙からしいストーリーで…楽しかったです。
そしてコハクは相変わらず純粋で可愛い。


▽以下ネタバレ含みますので注意してくださいね。
*コハク
CV.阿部敦




*憑闇の青年
ダリウス邸の居候。
原因不明の病「憑闇」を患い、記憶を失っていたが、現在は過去を思い出している。
明るくてらいのない性格で、誰とでも人懐っこくつきあえるが、名前を与えてくれた主人公のことは特別に慕っている。


遙か6の大団円ENDの後の物語になるのですが、コハクはあの後どんな生活をおくっていたのかな?と思っていたら記憶もとり戻し、鬼の住処である蠱惑の森にまだ居候しながらも、帝都でハイカラヤでお手伝いをし始めたり…行動範囲が広まってて嬉しくなりました。
コハクの世界が広がって、夢や未来が見えてくるストーリー…凄く良かったです。
あとコハクと萬の仲良しさが可愛かったですね。


*廻ル恋ト夢
上に書いた通り、コハクは憑闇だったという事を隠しながら蠱惑の森以外の場所で活動するようになります。
本編にもあったコマ回しの特技を活かして大道芸に混ざったりもありましたが、マスターに気に入られてハイカラヤで働いてみたり…しかも人懐っこい性格だからお客さんに大人気。そんなコハクらしい生活を送っていたのが嬉しかったですね。
しかしまだ帝都では「憑闇」はいい印象を持たれていない、と。
まだコハクには憑闇の力は失われていないし痣も残ったまま…その痣を見られ憑闇だと思われたり…そんなコハクを気にかけて痣を消す方法はないのかと模索してくれる秋兵や九段にほっこりしました。
やはりコハクはみんなから好かれる子なんだよね、と。

萬が仲間に加わっても萬を友達として扱ってくれたり…この二人の仲良しさも癒されました。
コハクの純粋無垢な感じが相変わらず可愛くて癒しですね。

そんなコハク、実は失っていた記憶を取り戻していました。
それを梓には内緒にしていたりもしてましたがそれ以上にコハクは記憶を取り戻した結果、自分だけが幸せになってはいけないと、母想いのコハクらしい考え方をしてて…優しい子なんだけどそれはお母さんは望んでいないよね…?コハク母の友達や、梓から諭されて、コハクは梓を母親の墓参りに一緒に行くことに。
そこでコハクはコハクの幸せを手に入れると梓とコハク母に報告…ようやくコハクが自分の幸せを考えてくれるようになって…ほんとうによかったと思ったのもつかの間、今度はコハクの恋の話でした。

ずっと梓に恋心を抱いていたコハク。
梓と乗りたいからと誘った観覧車ですが、実は観覧車は梓にとっては元の世界で恋人と乗りたいと思っていた乗り物で…それコハクが知ってから、コハクはモヤモヤとするように。
コハクの嫉妬と、コハクを仲間としてしかまだ思っていない梓のすれ違い感…これがまた切ない。
仲間としてしか見られてないのでは、とモヤモヤが溜まっていき最終的には梓に八つ当たり紛いな事を言いだしたり…コハクの今までにないような恋愛模様が描かれてました。コハクの嫉妬、可愛い…!!

そしてついにコハクは梓に想いを告白。そして頬にキス!
ここのスチルのコハクが今まで可愛いって感じだったのに男前でかっこよくて…さすが水野先生…素敵なスチルありがとうございます!!このスチル一番好きですね。
この告白を受けて、梓はコハクを意識するようになり、コハクに対し恋愛感情を抱くようになります。
一方想われていないと思っているコハクは、梓に手紙を書くのですが…これを村雨に書き方を教わっているのがさらに可愛い。

そしてこの手紙をきっかけに両想いになる二人なのですが…ここでもう恋人になるんですね。
何だか遙かには珍しい展開でそれがまた嬉しかったです。
しかし、運命はそう簡単に二人を幸せにしてくれない訳で。
黒幕はまぁ、藤堂だろうなとは思ってましたが、やはりでしたがまさか未来から来たっていうんは驚きました。
2144年から来た未来人で、大正のこの時代の破滅の運命を覆すと2144年の世界が崩壊してしまう…それを阻止するために藤堂と萬が未来から来て運命を変えようとしていたのだ、と。運命を変えようとする人物との対決っていうのもびっくりでしたし、藤堂の計画で一度はまとまりかけた帝都がバラバラになり仲間もバラバラ、更には秋兵さんに至ってはもしかしたら死んでしまったかもしれない…そんな運命を変えるため、梓は時空を超えます。
そこでコハクと萬が協力。ここで萬がこっち側にくるのほんと…!梓のためではなくコハクきっかけだったっていうのも嬉しかったですね、それだけ萬の中でコハクが大きくなってて友達だったんだなぁって。

でもその時空を超えた事で、運命が上書きされて…梓とコハクが恋人になった事も、今までの思い出もすべてなかったことになってしまうという…ようやくコハクが夢を見つけて歩き出したところなのに。
コハクの前向きさに更に癒されました、ほんといい子だなぁ。
出来事がなかったことになっても、梓と一緒にいられるなら大丈夫…そんなコハクらしさが大好きですね。

過去に戻った梓はコハクと萬の作戦通り、過去のコハクに萬が手紙に書いた指示書をもとに藤堂の作戦を阻止しようとします。ここで手紙が重要になってくるのもコハクルートの重要アイテムが「手紙」なんだなと思えてさらにぶわっときたり。
そんな前向きさが未来の黒龍にも影響したのかな?
神子を失い自暴自棄化してた黒龍に自分の力を渡したコハク。これで憑闇の力を失い、黒龍も納得し藤堂も自分の力で復興してみせると約束し萬と一緒に未来へ帰る…ある意味幸せなエンドだったなと。

そしてコハクとの関係も。
梓はコハクとずっと一緒にいるためにこの世界に残る事を決意。
この時空では梓がもう自覚してるから梓からぐいぐい行こうとしてたのが可愛かった…だけどもコハクもずっと梓の事が好きだったわけで!ここでまたお手紙…二人がお互いに書いた手紙を一緒に読むというエンディングすごくよかったです。この二人がずっと幸せならもうこっちも幸せです。


以上コハクの感想でした。
相変わらずスチルがすべて美しい。コハクの可愛さやかっこよさも出たスチルばかりで!
でももう少しスチルの数が欲しかったかなぁ、続編というかFDだから仕方ないのかな?
コハクはやっぱり可愛いし癒しでした!コハク、幸せになってくれ!!

次は九段予定です。九段も癒し要員ですね、九段ルートも楽しみです。