薄桜鬼 真改 華ノ章 沖田総司の感想です。


「どうして目を逸らすの?ちゃんと目を見て言ってくれなきゃ」


薄桜鬼 真改の後編・華ノ章ついに発売です。
そんな訳で楽しみにしていた華ノ章。1周目はやっぱり風ノ章でも1人目だった沖田さんです。
DLCのおまけも見ましたのでその感想も含みます。おまけはやはりおまけ程度でした、ね。


▽以下ネタバレ含みますので注意してくださいね。
*沖田総司
CV.森久保祥太郎




新選組一番組組長
天才的な剣の使い手で、一番組の組長を務める。
普段は冗談や笑みを絶やさないが、剣を振るうときは容赦がない。



風ノ章までのあらすじも序章としてありました。
飄々としていて、何を考えているか分からないそんな沖田と過ごす日々。
そんな中、発覚した労咳。その病気が沖田を蝕んでいく中…千鶴は彼の病気の事を知り、彼を支えていく事に。
新選組の剣として働きたいのに動けない虚しさを抱きながら自分が近藤さんを守れない悔しさを抱きながら、千鶴の兄である薫に渡された変若水を飲んでしまいます。
そして羅刹になった沖田は何故か治らない労咳を治すために新選組を離れ江戸へ。
そんな彼に千鶴も付いていくのでした。


*不治の病
江戸で療養する沖田さん。松本先生や、山崎さんと一緒に江戸で隠れながら暮らします。
勿論千鶴も沖田さんの看病をするのですが…沖田さんが見てて本当に辛い。
新選組の剣として、近藤さんの役に立ちたいからと新選組に合流しようとして千鶴と山崎さんを困らせたり…彼が焦る気持ちも分かるんですがね。
しかし千鶴ちゃんには逆らえない。彼女に言われたら何かと文句は言うけど、結局は従ってくれるそんな沖田さんが可愛くみえてきます。そんな沖田さんのために羅刹の手がかりを探るため、自分の家に戻ったりもするのですが、そこで薫から鬼の血は羅刹の毒を消す事が出来ると聞いてしまう、と。
薫から聞く時点で怪しいのですが、羅刹の吸血衝動に苦しむ沖田さんに血をあげるシーン…最初はしぶる沖田さんですが謝りながらも血を吸うシーンがまた切ないし、でも好きでしたね。
ちなみに沖田さんは手のひらから血を舐めるスタイルです。この血をあげるシーン、キャラによって場所が違うのが薄桜鬼の面白いところだとも思います。

血が効いたのか、なんとか労咳も治ったらしい沖田さん。
そして新選組に合流しようとするのですが…そんな二人に現実が突き付けられます。
剣で戦う時代から変わった…それに土方さんが近藤さんを置いて行動してる事が気に食わない沖田さん。この二人の信頼してそうで仲悪そうで絆がある関係好きですけどね。
しかし沖田さんと千鶴が一緒に新政府軍から逃げていく中、沖田さんにとって最悪な事実が突き付けられます。

近藤さんが捕縛された、と

誰よりも大切な存在の近藤さん。近藤さんが捕まった事、そして何もしなかった土方さんに怒りを抱き、こんなに怒り狂った沖田さんははじめてのようで…やっぱりこのあたりはつらかったですね。最初このイベント見た時も胸がぎゅっとなりましたし。
沖田さんの過去話、たぶんこれは黎明録のスチルなんでしょうが出てきてくれたのが嬉しかったですね。
幼い沖田さんかわいかったです。黎明録はプレイしてないのでこうやってスチル見れたのは感激でした。

そして千景から聞かされた…近藤が処刑されたという情報。
武士を目指して京の平和のために尽くしてきた近藤さんが罪人のように殺されてしまった…彼にとって一番の衝撃で、辛い事実。ほんとこのシーンは…。
土方さんとの再会も沖田さんがもしかしたら土方さんを斬り殺してしまうんじゃないかと沖田を心配するそんな千鶴の言葉に沖田さんは約束してくれます、死なない、殺さないと。
土方さんと再会した直後にやはり突っかかる沖田さんですが、土方さんも苦渋の決断で…このスチルもまた辛くて。土方さんに怒鳴る沖田さんと、苦しい顔をする土方さん…。
二人の決別ももうね、辛いけど仕方ないのかなと。

更に。
薫の襲撃で変若水を飲まされた千鶴。鬼なのに羅刹になってしまうという展開も。
千鶴が羅刹になるのって、当時やった時も衝撃でしたね。吸血衝動に苦しむ千鶴と一緒に鋼道さんがいるらしい雪村の里を目指す沖田さん。
自分の用事で土方さんの元を尋ねた後は、千鶴の用事に付き合ってくれるわけで。
最初のころの沖田さんを考えるとずいぶんと優しくなりましたね。これがデレ…!!
バッドエンドルートで観れるお互いの血を吸いあうスチルが結構お気に入りです。沖田さんだけの特権でしたもんね。真改になってそれが沖田さんだけになったのか分からないのですが。

薫と鋼道さんの野望は雪村の一族を蘇らせて、今の日本を鬼の国にする事。薫にとっての人間への復讐。
気持ちは分かるけどそんな事はやはりさせられないと、二人は薫たちを止める事を決意します。
そしてその前の日の夜、二人は想いを重ねる事に。やっぱり沖田さんの千鶴ちゃんをいじめる感じの甘えが好きですね、千鶴ちゃんだからこんなに甘えてそして大切にしてくれてるだなぁと。
両想いだと分かり、涙を流しながらキスするあのイベント…やっぱり感動しちゃいます。
そして恐らく新しいスチルなんでしょうが、二回目のキスのスチルも物凄く好きです。そしてその雰囲気に行く流れも。甘える沖田さんって、いいよね!

そして最終決戦。薫と鋼道さんが相手なのですが、やはり鋼道さんは沖田ルートが一番好きですね。
父親らしさが出てきてくれたのも、ね。最後に千鶴と沖田さんのために…と羅刹の症状を和らげる事が出来る雪村の里の事を教えてくれたと。ここでのスチルも恐らく新しいのかな?泣きながら鋼道さんの手を握る千鶴と、それを支える沖田さん…これまた良いスチルでした。
薫は…復讐のためだけにしか生きていけなかったのかなと思ったら・・・嫌いにはなれないんですよね。
彼が幸せになれる話を…あ、それがSSLなのかな?


*ハッピーエンド
鋼道さんからの情報で、雪村の里でのんびり平穏で暮らす千鶴と沖田。
だんだんと夜に眠れるようになってきて、症状もだんだんと緩和していってるようで。
草むらの上で寝っ転がる二人の幸せそうなスチル…これはたまりませんですね。
無印プレイした時からこのスチル大好きでした。
いつか千鶴を置いて沖田は死んでしまうかもしれない。でも、それまで、その時が来るまで幸せな時間をあげる。そう言う沖田に泣きそうになりました。やっぱりこのエンドは毎回うるっときます。
千鶴も分かって一緒にいるわけで…寂しくなんてない。大丈夫だから。って言えるのが千鶴ちゃんの強さだよなぁと。この二人、いつまでもずっと一緒に生きてほしいなぁと改めて思いました。やっぱりいいスチルだなぁ。

*悲恋エンド&バッドエンド
悲恋エンドは薫との戦いで一騎打ちになり、薫、鋼道さんも亡くなり、そして…沖田も致命傷を負います。
そしてもう助からないそんな状態で千鶴の腕の中で亡くなる…そんなエンドでした。
無印にこれ見た時かなり泣いた記憶が…結構前にやったきりだったのにそれなりに覚えてるものですね。
バッドエンドは結構な数がありましたが、やはり羅刹になったという事で、吸血衝動の結果で羅刹になり狂うエンドとかが多かった印象です。そのまま千鶴が斬られたり…沖田が狂ったり…結構な数のバッドエンドでしたね。


ダウンロードコンテンツのショートストーリーは風ノ章、華ノ章の間の物語…って感じかな?
江戸に療養中の沖田と千鶴のお話でした。この時点で沖田はもう千鶴にデレてるので結構甘いSSだったかなと。
沖田を心配する千鶴と、そんな千鶴に甘えながらも一緒に夜風を浴びながらお話するそんなSSでした。
無料のDLCだったけども思った以上に結構短かったかな?と。


以上沖田さんでした。
基本無印や随想録のイベントも追加し、新たなスチルやイベントも入れて再構築したという感じでしたね。
少し八瀬一族の話も出てたので、やはり十鬼の絆とも繋がってるんだなと。またやりたくなりました。
追加されたスチル、どれも沖田かっこよかったし、甘いイベントも追加されててよかったです、やっぱり沖田さんは甘えてくる感じが好きですね。あとやっぱりラストのスチルが好きすぎて。

次は新八予定です。真改ではじめて出来た新八ルートなので今からプレイが楽しみです。