オリジナル創作・青春センセーション!の番外編短編になります。



この作品はオリジナル創作です。
オリジナル要素が大丈夫な方だけ追記からどうぞ!

280万HIT突破記念リクエストの第3段目です。
あまり人の秘密をベラベラと喋ってはいけませんよ?


▽以下オリジナル創作含みますので注意してくださいね。







「はーい!本日はよく集まってくださいました。
 生徒会VS青春部with謳歌部主催・THEぶっちゃけ祭りはじまりまーす!
 司会は謳歌部の良心の京ヶ峰理人でお送りいたします」



とある放課後、青春部の部室にて。
元々の部室の持ち主四人程を追い出して集まった三人。

いわゆるこの作品の良心…常識人三人を集めてテーブルを囲い座り向き合う。

ちょっと重い空気を切り裂くようにこのおれ京ヶ峰理人が手でマイクの形を作り盛り上げる。
こういう役目はおれのタイプじゃないけどここはおれが仕切らないと。



「では各々の代表者という名の常識人を紹介します。
 まずはー生徒会のいじられ担当!ドMと言わないで!不二崎悠希先輩ッ!」

「どうもー…何故か呼ばれちゃいました。不二崎悠希です、よろしくお願いしますー…」

「おやおや?元気ないですね?元気出していきましょうよ?
 ひとりで盛り上げてるおれが馬鹿みたいじゃないですか?」

「ねぇ?何だか無理しすぎて理人くんのキャラおかしくなってない?」

「あはは。気のせいですよ?」



おれのキャラがおかしくなっている事がいきなり見透かされていた。
さすが不二崎先輩…!!



「ではもうひとりのゲストをご紹介!
 青春部の紅一点、癒しの天使!春日野美桜ちゃんッ!!」

「よ…よろしくお願いします」

「あー…やっぱり緊張してる?だよねだよね。おれも緊張してるもん」

「…理人くんはかなり無理してますよね?」

「やっぱり?おれこういうの向いてないのかな…」



まさか美桜ちゃんにまでも見透かされていたとは。
もうこんな司会的なもの頼まれても絶対にやらない。神に誓う。



「えーっと概要を説明しますね。
 タイトル通りお二人には自分達の仲間のぶっちゃけた秘密を暴露してもらおうと思います。
 え?そんなモラルの欠片もない事したくない?そんな意見は却下でーす」

「間髪を容れずにザクザクと切り込んでいくね…理人くん」

「おれも少々というかかなり無理してるんでね。もうどうにでもなれっていうか若干自暴自棄です」

「もうこれ完全に理人くんがぶっちゃけてるだけど!?企画間違ってない、これ!?」



不二崎先輩が渾身のツッコミをいれてくれる。
さすが不二崎先輩…頼りになります。本来ならおれがツッコミの立ち位置なのに。



「事前に手に入れた情報を元に話してもらうんだけど…まずこれ。
 某Aさんが部室でうつぶせになってると思ったら肩が震えていた。
 何かと思ったら…恋愛小説を読んでいた。と。へぇ…あのモテる人もそんな事するんだね」

「ああ、それならおれも見たことある。何泣いてんの?って聞いたら急いで鞄に本を隠してたけどあれはバレバレだったなぁ」

「なんで不二崎先輩が答えてるんですか。まぁいいですけど…これは事実なんですね!?」

「あ…ごめんごめん!おれじゃなかったね。美桜ちゃんが青春部は担当だったね…ごめんね?」

「いえ…。というかそんなやり取りしてたらもうAさんが誰なのかバレバレですね」

「Aさんって呼んでる自体でバレバレだけどね」

「で…Aさんの事なんですが、何を読んでるんですか?って聞いてみたら…真っ赤になって誤魔化されました。
 人に知られるのは恥ずかしかったんでしょうね」

「あれだけモテモテなのにウブというか、ピュアだね…有栖川せんぱ…あ、言っちゃった」



某Aさん・こってこての恋愛小説を読んで泣いちゃうくらい実はピュアピュア



「では次いきます。
 某Yさん、執事だけじゃ飽き足らず次は王子様コスプレに手を出す。って何ですかこれ?」

「ああ…あれかぁ。あれねぇ…うん…」

「不二崎先輩が遠い目に!それだけ思い出したくない光景だったんでしょうか?」

「い、いやね。その王子様コスプレの写真を偶然見ちゃってね…。
 その直後の記憶がないんだよ…後ろに高比良先輩が立っていたのは覚えてるんだけどそこからの記憶が…」

「「!?」」

「あ、あれ?美桜ちゃんと理人くんどうしたの?顔、真っ青だよ?」

「この事については…あまり触れないでおきます、まだ命は惜しいので」



某Yさん・王子様コスプレをまたファッション部と写真部に頼まれて撮影させられた。
ちなみに写真部の闇市で一枚1000円で販売中。



「さあ話題を変えて、次いきます。先程の話題は忘れましょうね、命が惜しければ」

「完全に高比良会長…一年から恐れられてるよ…」

「えっと次は…。
 某Kさんと某Lくんが部室でプリンを巡り大喧嘩。その結果青春部の母から叱られて
 一時間正座の刑に下されたと。しかも某Aさんも巻き込まれた。
 何やってるの?青春部は…」

「あ…あはは…」



おれの素で出た本音に美桜ちゃんが苦笑いを浮かべる。
だって…やってる事が高校生にはまったく見えないんだよ、でもうちの謳歌部も他人の事は言えないほど子供っぽい事してるけどね。



「蓮くんが隠し持っていたプリンなんですけど、どうやら部活をサボってまで並んで買った美味しいプリンらしくて。
 それを青春部の冷蔵庫に隠していたのに晃介さんが食べちゃったとかで喧嘩になっちゃったんです」

「美桜ちゃん、もう完全に名前を隠す気はないんだね…」

「はぅっ!あ…ついに癖で名前を…ごめんなさい!」



不二崎先輩のツッコミに美桜ちゃんが慌てて謝るけども時は既に遅し。
まぁ隠してなくてもバレバレなんだけどね。



「えっと…それで…れ、じゃなかくて某Lくんがこ…某Kさんにご立腹で。
 笑い飛ばして誤魔化そうとするKさんにLくんがいつも以上に毒を吐いて…。
 それで大喧嘩に…と言っても言い争いだけなんですがね。
 うるさいお二人にさく…某Sさんが正座させてお説教が始まってしまって。
 それを見て笑ってたあま…某Aさんも巻き込まれていたという話です」

「相変わらず一番怖いのは朔真くんだな。あ…名前言っちゃった」



美桜ちゃんも正直なのか素直なのか名前を完璧に隠す事も出来なくなってるけども、
不二崎先輩も名前を隠す努力を本気でやってないように見える。
一応名前を隠してもバレバレだからあまり意味はないんだけど、こういうのはやっぱりプライバシーの問題だから、ね。

するとポンといきなり手を叩き、思い出したと不二崎先輩が暴露話をはじめる。



「朔真…じゃなくて某Sくんと言えば。
 一年の時に一緒に自習してる時いきなり鼻歌を歌いだしたと思ったらあのアイドルグループの曲でね。
 おれやすわや周くん達がじーっと見ていたら視線に気がついて真っ赤になって俯いてたな」

「何それ可愛いじゃないですか」

「あのSくんでさえもアイドルグループの曲聞くんだなあと思ってニヤニヤしてたんだけど、それに気付いたSくんが何故かおれだけに顔を真っ赤にしながら電子辞書を投げてきてね。あれは痛かったなー」

「……不二崎先輩、それを笑って済ますんですね」

「さすが不二崎先輩というか…おれなら痛かったなーで終われないと思うな。陸にされたら絶対にやり返すと思います」

「あれ?そう?」



某Lくん&某Kさん・プリンの取り合いで小学生のような喧嘩を起こし青春部の母から正座させられ叱られた事がある。

某Sさん・自習中にアイドルグループの鼻歌を歌って真っ赤になりながら不二崎先輩に電子辞書をぶつけた事があった。
補足・不二崎先輩はやっぱりドMだった。



「中々な暴露話でしたね。謳歌部も濃いけど生徒会も青春部も濃い面子ばかりなんだね」

「謳歌部の暴露話はしないんですか?理人くん」

「あ、今回は不二崎先輩と美桜ちゃんが暴露する話だからね。おれが暴露しちゃテーマから逸れちゃうし」

「謳歌部の暴露話も聞きたかったです…」

「そんなに聞きたい?
 そうだなぁ…陸は実はああ見えて内緒で子猫にえさをあげて懐かれて擦り寄ってくる子猫に一人照れてたり、
 昴くんは音痴を治すためにひとりカラオケに行ったら自分の歌声に体調を崩してすぐに帰ってきたとか…そんな感じかな?」

「……あっさりと暴露した挙句、やっぱり名前は伏せないんだね」



だって別におれにダメージはないしね。
ダメージ受けるのは陸と昴くんだけだし。
そういえば…とおれは最後の話題を二人に振った。



「残すは生徒会の某Aさんと某Hさんですが…何か面白い話題はあるんですか?不二崎先輩」

「ええ!?理人くんが話題振らないの?おれから提供する形なの?」

「この二人はガード固くで中々情報ゲットが難しくて」

「彩音先輩なら…暴露話という程ではないですが可愛い小物やぬいぐるみやアクセサリーをたくさん部屋に持ってらっしゃいますよ」

「それは暴露…?というのかな?」

「あ…伊里谷先輩なら、この前生徒会室で写真を見ながらニヤニヤというか笑ってましたね。
 多分あれは…この前に撮ったファッション部と写真部のモデルの依頼の時のだと思うけど…」



不二崎先輩が思い出したというように彩音先輩の恥ずかしい行動を暴露する。
やっぱり同じ組織に入ってると秘密をよく手に入れる事が出来るのかもしれない。



「モデル体験が凄く嬉しかったんだろうね。
 本人はメイド服とか恥ずかしかったとか言ってましたけど…やっぱり女の子なんだよね」 

「不二崎先輩、ナイス暴露ありがとうございました。この調子で諏訪野先輩の秘密を…」


「僕の秘密なんて聞いてどうするの?」


「「「!?」」」



おれが不二崎先輩に話題を振ったその時、どこからともなく響いたのはその場にいるわけがない人の声。
少し高いその声がなんだか今は恐ろしく感じてしまう。

その声の主は…


諏訪野先輩、その人だった。


おれの背筋に変な汗が浮かぶ。一瞬でこの言葉が頭を過った。


消 さ れ る ! ! ! ! 


諏訪野先輩からおれ達の存在が消されてしまう!
消される前に撤収しなければ!



「さぁ、以上、第一回暴露大会いかがでしたか?
 色々な意外性抜群の話が聞けたんじゃないでしょうか。え?諏訪野先輩の暴露話?
 そんなものはありませんよ、どうしても聞きたいのなら本人に直接聞いてみてはいかがでしょうか?」

「僕に聞いてみてもいいけど、その時はふじのように僕に逆らえないような体にしてあげるからね?」

「えぇ!?おれ、すわによって知らないうちにそんな体にされてたのっ!?」

「え?知らなかったの?」

「初耳だよ!」



諏訪野先輩が不二崎先輩と漫才のようなやり取りをはじめる。
い、今のうちに締めよう!



「さぁ美桜ちゃん…今回の企画どうだった?」

「え…?皆さんの知らない部分を知れて…もっと皆さんを好きになれました」

「うん、キラキラの汚れのない笑顔でのコメントありがとう!さすが我らが天使!
 では皆さん次回があればその時まで。司会は京ヶ峰理人でおおくりしました!
 
 …………あまり人の秘密は暴露するようなものではないからね?暴露はほどほどにしようね?」





-生徒会VS青春部with謳歌部主催・THEぶっちゃけ祭り 完?-


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青センリクエストの第3段でした。
280万HIT突破記念のリクエスト企画でリクエストをもらった越前☆瀬緒さんからのリクの「春ちゃんとふじ先輩の暴露大会」というシチュエーションです。
理人が混ざってますが最初美桜と悠希だけじゃ真面目すぎて回らなかったので一応謳歌部の良心の理人をいれて回し役にしてみました。その結果理人のキャラ崩壊が勃発してしまいましたが…ごめんね理人。
暴露大会なので普段の皆というか恥ずかしい事を明かしてみました。
なんというか…ごめんね皆?名前を隠しきれてないですしね。

越前☆瀬緒さんリクエストありがとうございました!