十三支演義 偃月三国伝1・2の感想です。


「姉貴の同行者ってんならもちろんオレだろ?ほら、姉貴早くいこーぜ!」


1人目は張飛。
相変わらず猫というよりワンコみたいな懐きっぷりが可愛い子でした。
まずは偃月三国伝1からです。


▽以下ネタバレ含みますので注意してくださいね。
*張飛
CV.岡本信彦




関羽を慕う猫族の少年
劉備、関羽と共に兄弟のように育った猫族の少年。
関羽の事を「姉貴」と呼び慕う。
考えるより行動する性格で明るすぎてうるさいときもあるけれど基本一途で優しい性格。
目指すは姉貴…関羽に認めてもらう事!頑張れ張飛!


1年前にはじめてツインパックを買ってこの十三演義をプレイしたのですがその時も最初にクリアしたのが張飛でした。なので今回も張飛からのプレイです。
相変わらず張飛は可愛いやつでした。
んでこの張飛ルートはやっぱり張飛の成長記録を見ていく…そんな感じだなと。最初は頼りないし強いといえば関羽の方が強いので…弟にしか見られてないっていうのが色んな事があり、そして成長し、一人前の関羽を守れる男になっていく様を描いていました。
姉貴ー!と慕ってくる様子はかなり可愛いんですが、この通り関羽が大好きなので関羽にくっつく劉備に嫉妬したり、さらりと無自覚で関羽を口説く趙雲などにかなりの嫉妬心を抱いたり。
それほど関羽が好きだからこうなるんでしょうが、そこも張飛のいいところですよね。考えるよりもまずは動くべし!みたいな感じで。

張飛ルートは上に書いた張飛の成長と、獣化がルートのストーリーの要だと思ってます。
無理矢理に人間の戦争に駆り出された猫族。
十三支として疎まれながらも人間と曹操軍として戦う日々…そんな日々も色々な事が起き色々環境も変わっていきます。
そして張飛も。仲間が、関羽がピンチの時に突然張飛の身に起きたのは…獣化
完全に自我を失い、本能のまま敵を倒す張飛を必死に関羽は止め、張飛はもう獣化なんてしないと誓います。
我を失って暴れるっていうのは怖いものだしね。

そして、徐州にて人間と猫族が一緒に暮らしていたその時。
関羽と趙雲と張飛が呂布から騙され、呂布は3人がいない間に徐州を乗っ取ってしまい…。
しかし曹操から関羽が曹操の元にいく条件に曹操が徐州へ兵をだし、関羽達は呂布を倒しに向かいますが…そこでまた傷ついた関羽を見て張飛が獣化。
そしてその獣化がきっかけに張飛は帝から処刑命令が下されて、そして張飛は追われる身になり関羽は曹操の下で戦う事になり二人は離れ離れでしかも気持ちが通いあっていないまま…そんな悲しい日々が続きます。

その後、張飛は住む場所を失った人間達に好かれ、お頭と呼び慕われていました。
まさか張飛がこんな山賊みたいな感じになってくるとは思ってもなくて驚きましたね、最初プレイした時は。

その山賊討伐の任を受けた関羽はそこで張飛と再会。
気持ちが通いあってなかった2人は、やっと想いを通じ合わせる事になり…張飛がずっと心の支えにしていた幼い頃にした関羽との約束。お嫁さんにもらうという約束も関羽はやっと思い出し、張飛念願の恋人へ。

関羽と一緒に暮らし、猫族と張飛を慕ってる難民の人間を含め曹操から逃げるため動き出す張飛達。
しかし張飛は曹操を倒すため、皆を守るために単騎で曹操に挑みますが……。


*ハッピーエンド
曹操を一人で立ち向かおうとした張飛を追いかける関羽。
間一髪のところで橋と共に落ちようとした張飛を関羽は掴み、そして川に流されて二人は助かります。
なんとか間に合った二人は抱きしめあいます。張飛も曹操と死ぬつもりだったなど言ってましたがやっぱり関羽とずっとずっと一緒にいたかったんですよね。
そして逃げ切った関羽達は新しい町を築き、そしてそこではじめての結婚式を挙げます。
綺麗に着飾った関羽と張飛。そして張飛念願の関羽がお嫁さん。その事実を嬉しく感じながらそして関羽を幸せにすると宣言するのでした。

なんという幸せなハッピーエンド!すごく辛い思いと長い長い片思いを実らせてここまできたのが嬉しくなりますね。
張飛の幸せそうな顔がすごく好きです、よかったね張飛。


*バッドエンド
皆で曹操から逃げる張飛達でしたが…曹操軍が追いついてしまった。
そして捕まった張飛と関羽。張飛は捕まり、処刑が決まってしまいます。
その処刑の瞬間、愛する張飛がただ一人で死ぬのを避けるため…関羽が張飛の元へ…。
そして二人で矢を受けてしまい、二人は静かに目を閉じるのでした。

この展開だけは…と思ってたのにちゃんと入れてくるあたりがさすがバッド。という感じの二人共死ぬという涙のエンドです。何もしていない悪くないそんな二人がこうやって処刑されるのは…ほんと辛いですよね。


*後日談
Vita移植版からの追加要素の後日談です。
ハッピーエンド後の物語ですね。
夫婦になっても二人きりの時間があまりない張飛と関羽。誰かしらいると。新婚生活にそれはきついですね。
そのことをあまり深刻に捉えていない関羽とそうじゃない張飛の差が面白かったですが、やっぱり張飛の押し押しに負けてしまうと。抱きしめるのがまだ恥ずかしい関羽だったり、張飛が男らしくなってたり。
そんな甘甘な後日談でした。スチルも綺麗でしたね。張飛はやっぱり頭に布巻いてない方が好きかな。


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以上張飛でした。
やっぱり可愛い弟系な感じが好きなんですがかっこよくなっていく過程もやはり好きですね。
2での張飛の活躍を久々にみるのも楽しみですよ!

次は1の劉備予定です。